昨日より今日はちょっとだけいい日に。

「続ける」やる気をキープするための記録ブログ。いまのところほぼ振り返りブログ。時々思いついたように別のことを書いています。日々の記録になっているブログですが書くようになって達成率があがってます。こんな自分しか得しないブログを見に来てくださる皆様に感謝です。

【本のゆるレポ】『おふたりさま夫婦、老活はじめました。』著:堀田あきお&かよ

こんばんは。
マエです。

今年の目標「自分の不安を解消するための知識を得る」第二弾です。

 

『おふたりさま夫婦、老活はじめました。』を読んだきっかけ

まずは私たち夫婦も子供がいないので、著者と同じ状況というのが最も惹かれた理由です。
2人で歳をとった時にどんな問題が起こってくるのか想像ができなくて不安でした。

ゆるっとかわいい絵の漫画でとっつきやすい。

 

この本を読む目的(得られるものへの期待)

以前の本のゆるレポでも書いた通り、自分を将来への不安を解消するために手に取りました。
具体的に夫婦二人の老後のためにどんな活動をしたらいいのか知りたい。

 

著者:堀田あきお&かよ はどんな人?

夫の堀田あきお(あきおしゃん)さん
この本の漫画を描いている方です。
昔、手塚治虫のアシスタントをされていたそうです。
ちょっとゆるめの絵がかわいい。

妻の堀田かよさん
漫画原作者
あきおさんの漫画ほとんどはかよさん原作だそうです。

お二人ともなんだかんだで仲良さそう。

 

『おふたりさま夫婦、老活はじめました。』の内容

この漫画の冒頭は年上のあきおしゃんが自分の老いを感じる場面から始まります。
髪の毛の薄さ、出てきたおなか、物忘れ……
そこから老後の不安につながって、生前整理や年金、保険、遺書、お葬式、健康管理等々。
体当たりで調べたり、実際に手続きをしたり。

もちろん取材という理由があるにしてもよくここまで参加したなーって体験まで。
こんなサービスがあるんだと読み物としても面白かったです。

 

平均寿命と健康寿命

まずショックだったのがこの漫画の最初の方で就活セミナーでの情報

平均寿命
女性 87.26歳 
男性 81.26歳 

 

健康寿命
女性 74.79歳
男性 72.14歳

 

平均寿命と健康寿命との差が10年以上。
こんなに差があることにショックでした。
でも確かに健康寿命に近づいてきた私の両親も手術だ入院だと軽いものだけど続いています。
この健康寿命後の10年近くがお金がかかりそう。

その準備が大事だということですね。

 

おふたりさま夫婦、健康寿命

2人暮らしの場合、備えておかないといけないのは生きていて、病気になったり寝たきりになった場合。
どちらか片方がという場合もあれば両方ともということもある。

もちろん子供がいても安心安泰というわけではないけれど。
(話の中には子供世帯と敷地内別居してたけど、なんのサポートもなくデイケアサービスの車が来るのも世間体が悪いと受けさせてもらえてなかった夫婦の話しが出てた)

それでも相談したり手続きなどを頼める相手がいるというのは心強いかも。

親兄弟はいても親は先に歳をとるし、兄弟姉妹だって歳の差がなければ同じくらいの年代です。
夫婦で何とかできるように準備して悪いことはない。

このお話の中では高級老人ホームと介護カフェの話がでてきました。
たくさんのお金が準備できれば高級老人ホームに入ればいいのだけれど、今のところ叶う気がしないので、デイサービスに通ったり来てもらったりになるのかなぁ。

もちろん健康寿命を延ばすために、今の内から食べ物や運動・健康に気を付けるのは当たり前なんですけどね。

 

おふたりさま夫婦、平均寿命(本当の寿命)後

この漫画の中ではこちらの情報の方が充実してました。
たしかに死んだ後のことはおふたりさまだと気になる。

それも、自分が先に行った時の心配と相手が先に行った時の心配もしないといけない。うちは旦那さんの方が年上なので私の方が少しでも長く生きるつもり(だって1人残して行くとか心配すぎる)だけど、人生何があるかわからない。

 

そのための準備は

というものがあるそうです。

 

エンディングノート

自分が死にそうなとき・死んだ際に残された人が困らないようにしておくものです。
先日読んだ本にも同じようなことがありました。

maemi.hatenablog.com

延命治療を受けるか否か「リビングウィル」の意思をしめしたり、貯蓄や保険の有無、お墓や葬儀、相続などの遺言書もここに含まれるそうです。
本や無料ダウンロードなどもあるので簡単に始められます。
遺言書はルールがあるようですが、それにのっとれば個人でも作れるらしい。

実は私30代の時に一度見よう見まねでエンディングノートを書いてました。
手術した経験があって、病気も手術も簡単なものだったのですが、全身麻酔がノーリスクってわけじゃなく、サインが必要で。
そこで万が一ってことがあってはいけないので作りました。
でもそこから放置していたので今回を機会に作り直します。

 

また、今回この漫画で知ったのが、子供のいない夫婦は相続権が兄弟や姪甥にもあるってこと。
親に1/3、親が死亡してる場合は兄弟に1/4(兄弟が死亡なら甥姪)
配偶者名義の預金を下ろすにも相続権がある人に許可を取らないといけないそうです。
配偶者の親に痴呆が入ってたりすると対応が大変です。
親兄弟同士ではそんなこと言わなくても、兄弟の配偶者がもらえるものはもらっとけと主張するかも?!

それに財産に現金等が少なく分けることができないときは、持ち家やマンションを持ってい人はそれを売ってお金を工面しないといけなくなるから、配偶者に先立たれて悲しいのに住み慣れた家も失うってことも。

遺言書って大事……

 

死後事務委任契約

自分が死んだ後に諸々の事務処理をしてくれるサービスもあるそうです。
もちろん契約にはお金が発生します。
でもお金を払えばしてくれるところがあるのは安心です。

 

老活・終活はいつから必要か

人間自分の身に迫ってこないとなかなか動けません。
もうこれは夏休みの宿題を休み終わりにバタバタやってたころと何ら変わらないのではないかと思います。
でも老活や終活は早めにやっておいても損はないと思います。

 

なぜなら

よりよく死ぬための「終活」ってよりよく生きること

だからです。

「死」を考えることは「生」を考えること。

今がより大切だと思えるようになりました。

 

『おふたりさま夫婦、老活はじめました。』はこんな人におすすめ

  • 子どもがいない夫婦
  • 身体や精神の衰えを感じている人
  • 将来に不安を感じる人
  • 終活・老活を始めたいが具体的なことが分からない人

ここで得た知識をさらに詳しく調べていこうと思います。